フランス大学院留学に必要な手続き(現地編 - 銀行口座の開設)
フランス渡航後に必要になる手続き、前回の移民局(OFII)の手続きに引き続いて、銀行口座の開設についてです。
①移民局の手続き
②銀行口座の開設(今回の記事)
③出生証明書の取得
④CAF(住宅補助)の申請
現地銀行の口座は、フランスに留学する全員が必ずしも必要になるというわけではないと思います。
私も留学期間は1年間だけでしたし、ほとんどの生活費は家賃含めクレジットカード(日本の銀行口座引き落とし)なのではじめは作る必要がないかなと思っていましたが、CAF(住宅補助)に申請することにしたため開設をしました。
私が口座開設した銀行はSociété Générale(ソシエテ・ジェネラル)です。
大学院の近くにある下記の支店で開設しました。
Société Générale St Thomas Aquin支店
199 Bis Boulevard Saint-Germain, 75007 Paris
Agence PARIS ST THOMAS AQUIN - Société Générale
その支店では私が通う大学院向けの担当者がいたり特別なキャンペーンをしていたため、周りの学生はみなそこで開設をしていました。また、担当者が英語を話せるのも安心でした。
なお、フランス語も英語も自信のない日本人の方は、LCLピラミッド支店に日本人スタッフがいるのでそこを利用しているようです。
さて銀行口座ですが、必要な書類を完璧に準備して行けば、当日すぐに開設することができました。フランスの銀行は昼休みがあるので、営業時間を事前に確認し、閉まる2時間くらい前までには行くと良いと思います。
まず、受付担当者が書類が全てそろっているかをチェックし、別室にいる別のスタッフのところへ行き口座開設書を記入し、その後しばらく待たされてから更に別のスタッフがいる個室に呼ばれ、そこで契約書にサインをしたり説明を受けたりして終了でした。
全部で1.5時間くらいだったかと思います。
キャッシュカードは後日口座開設をした支店に取りに行く必要があります。開設から1週間ほどして郵送されて来るお知らせとIDを持って訪問するともらえます。また、それとは別に、オンラインバンキングとキャッシュカードの暗証番号もそれぞれ別々に郵送で届きました。
なお、口座開設にあたって必要な書類ですが、私の支店の場合は下記の3点でした。
1. パスポート(滞在許可証付き)
2. 大学の入学許可証またはIDカード
3. 住所証明(アパートの契約書等)
当たり前ですが書類に不備があると当日開設はできません。
私は当日に全て終わりましたが、友人はなんと8回も行ったり来たりしていました。一番問題が起きる書類は住所証明のようです(ホームステイやルームシェアなど)
日本人のブログを見ると銀行に行くためには予約が必要と書いているものも多いですが、この支店は開設のための予約は特に必要ありませんでした。
私の大学院向けの担当者が常駐しているからかもしれません。(ただし学期はじめはかなり待つのを覚悟で)
また、開設にあたって数百ユーロ程度のデポジットが必要になったという声も多いですが、これも私の場合は一切かかりませんでした。
むしろ大学院向けキャンペーンで75ユーロ分を私の口座に入金してくれました。それ以外にも住居保険を年間1ユーロで提供してくれたり、色々太っ腹です。(パリ政治学院の学生は将来の優良顧客なので囲い込みに必死になるのも頷けます)
大規模な大学・大学院では、新学期始まってすぐの頃は学校に銀行の担当者が来てブースを設けていたりすると思うので、そこでキャンペーンの情報収集をするとよいですよ。
その他の手続きに関してはこちらの記事も参考にしてください。