フランス大学院留学日記 byそらとぶ うさぎ

フランス大学院(パリ政治学院)に留学中。大学院応募、留学生活、パリの日常、ヨーロッパ旅行、国際結婚などについて発信します。

ヨーロッパの水は日本人に合わない?

パリに来てから半年近く経ちましたが、ずっと頭を悩ませているのが、こちらの水がどうしても合わないということです。

顔や体の肌が荒れる、乾燥する、ということはないのですが、とにかく頭皮のトラブルがひどいです。

渡仏して2週間後くらいから頭皮のかゆみが始まり、その後、ブラッシングの際に今までにないほど髪の毛が抜けるようになりました。

余りにかゆいため、どうしても頻繁にかいてしまい、頭皮にかさぶたが出来、それがフケのようになってしまうのがとても嫌で、かなり頭を悩ましていました。

渡仏と同時にこちらのシャンプーに変えていたため、シャンプーが原因かなと思い、フケ対策シャンプーに変えてみても一向に治る様子はなく、むしろかゆみがどんどん増していく状況でした。

かゆいので頻繁にシャワーを浴びるとさらに悪化する、という悪循環です。

 

しかしこの症状、日本に一時帰国するとピタっとおさまるのです。


よく知られている事ですが、日本は一般的に軟水、海外は硬水の地域が多いです。

軟水・硬水とは、水1リットルあたりに含まれるカルシウムやマグネシウムの量で、120mg以上含まれる水は硬水、120mg未満は軟水に区分けされます。(WHOの定義による)

例えば、

日本(東京)65mg
日本(大阪)45mg
フランス(パリ)280mg
イギリス(ロンドン)220mg
ドイツ(ミュンヘン)300mg
イタリア(ミラノ)270mg

 

パリはかなり硬度が高いので、キッチンシンクの周りがすぐに白くなったり、水を沸騰させると含有物が分離し、お湯の中に白いものが浮いているなんてことが普通にあるので、この白い含有物(害はないのですが)が頭皮に残るのかーと考えると日本では大好きだったバスタイムも、こちらでは億劫になります。

ただ、軟水⇒硬水の地域に越した人だけがかゆみ・フケに悩まされるわけではなく、その逆もあり得るようで、米国の超硬水地域出身の友人も、日本に着てからかゆみ・フケがひどいと悩んでいました。

 

なので、硬度の低い・高いに関わらず、慣れていない硬度の水がなるべく頭皮に触れている時間を短くしようと、あることをしたら頭のかゆみがかなり軽減されました!

 

それは。。。。

 

シャワーから出たら即座にタオルで地肌を乾かすこと!
(ドライヤーではなく、まずはタオルで乾かすことがポイントです)

 

私は日本にいたころ、髪の毛にタオルを巻いたまましばらくお風呂上がりの時間を楽しむ習慣があり、こちらでも継続していたのですが、頭皮が濡れたまま放置をしておくと、肌に合わない水がずっと頭皮に残るばかりか、湿った頭皮にフケの原因となる菌が繁殖しやすくなります。

なので、

シャワーから出たらすぐにタオルで地肌を乾かしてからドライヤーをする!

毛先は濡れていてもいいので、とにかく頭皮は完璧に乾かす!

地肌が濡れているままドライヤーをすると、水分だけ蒸発して含有物は残るようで、かゆみが残るし、地肌近くの髪の毛がとても重い感じになります。

これをやっただけで、だいぶ楽になりました。

 

といっても、かゆみやフケが完璧になくなったわけではないので、これからも色々試行錯誤を続けていきます。

またいい方法が見つかったら報告しますね。

 

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