大学院応募準備(IELTSの勉強方法)
TOEFLに比べてIELTSは知名度が低く、聞きなれない方も多いかと思います。
私は大学院留学を決めた段階で、英語試験=TOEFLと考え、特に何も考えないままTOEFLの勉強を始めました。
しかし、以前にも書きましたがTOEFLを2回受験した時点で、点数をこれ以上伸ばすのが難しそうと考え、IELTSに切り替えています。そして、IELTSの勉強を始めて1か月後に受けたテストで目標点に到達しました。
結果として、IELTSはTOEFLよりもはるかにやりやすいテストであることに気づき、最初からIELTSを受けておけば受験費用も1回分で済んだのに...と少し後悔しています。(私の受けた英・仏の大学院は全校IELTSの点数でも応募が出来ました)
ここでは、TOEFLからIELTSに切り替えたのちの1か月間に、私がどのような勉強をしたかについてご紹介したいと思います。
STEP1 IELTS概要の把握
まずはTarget Band 7というテキストを読み込みました。このテキストはIELTSの分析がしっかりなされており、IELTS初心者がテストの概観をつかみ学習計画を立てるのに最適でした。
Target Band 7: Ielts Academic Module - How to Maximize Your Score (Japanese Edition)
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STEP2 公式問題集を使用した練習
ケンブリッジがIELTSの公式過去問集を出しています。経験者のブログなどでは、これを3冊分解くようになどと書かれていましたが、試験までの時間もあまりなかったため1冊一巡のみしました。
STEP3 弱点分野の学習
上記の公式問題集を解いた時点で、自分の弱点やTOEFLとの違いが分かったため、その特定分野のみ練習をしました。
全体的にIELTSはTOEFLよりも解きやすい問題が多いと感じたのですが、「リスニングの書き取り問題」と「ライティング」は手ごわく感じました。
<リスニングの書き取り問題>
IELTSにはアルファベットや数字(名前、電話番号等)を聞いてそれを書き取るという問題があります。大抵リスニングの1問目に含まれます。
私は特にリスニングが苦手というわけではなかったのですが、なぜかこの書き取り問題の際に焦ってしまって失点ということが多くありました。
確実に点数をとれるこの手の問題で失点はもったいないため、Youtubeで書き取り問題の動画を探して繰り返し練習しました。
<ライティング>
IELTSはTOEFLよりも解きやすいと前述しましたが、ライティングだけは別です。IELTSのライティングはかなり難しく、またユニークです。大学・仕事で英語のレポートを書いた経験のある方は別として、無対策でIETLSのライティングに臨んだら絶対に歯が立たないほどです。
ただ、このようなタイプの問題がでるという傾向はある程度決まっているため、上記のTarget Band 7を使って、それぞれのタイプの問題で使えるフレーズ例や回答の構成例を暗記して本番に臨みました。
なお、リーディングとスピーキングの準備は特にしませんでした。
特にスピーキングは、マイクに向かって吹き込むTOEFLよりも断然やりやすく、友人や同僚と英語で話しているような自然な感覚で面接に臨めました。
結果は7.5(R8.5, L8.0, W6.0, S6.5)で全体として目標点を超えましたが、個別にみるとライティングはまだまだ改善の余地ありでした。。