フランス大学院留学日記 byそらとぶ うさぎ

フランス大学院(パリ政治学院)に留学中。大学院応募、留学生活、パリの日常、ヨーロッパ旅行、国際結婚などについて発信します。

大学院応募準備(TOEFLの勉強法)

私が大学院留学をするにあたってどのようにTOEFLを勉強したかをステップを追って書いておきたいと思います。
(前回ブログにも書きましたが、私のスコアは1回目92点、2回目102点です)

 

STEP1 TOEFLの模試の受験(勉強開始時)
TOEFLは全くの初心者だったので、大体の自分の実力を知るため某留学予備校の説明会でTOEFLの模試を受けました。

ただ闇雲に勉強をスタートしても効率のよい勉強とはなりません。まずは現在の自分との差分を知るためにも、勉強の初期段階で、通しでTOEFLの問題を解いておくことをお勧めします。

 

STEP2 オフィシャルガイドで勉強(1か月目)
ETSが出しているオフィシャルガイドブックを一巡しました。このガイドには本番よりもやや易しめの3回分の問題が入っているのですが、日本語の解説等はないため、中級レベルの方が取り組むのが良いかと思います。


STEP3 弱点別の勉強(2~5か月目、2か月ほど激務のため勉強しない期間を含む)
オフィシャルガイドで自分の弱点が見えてきましたので、いくつかの教材を併用しながら弱点別の対策を行いました。ちなみに、私が苦手としていたのは単語・スピーキング・ライティングです。

<単語>
TOEFLで単語と言えば「TOEFLテスト英単語3800 4訂版」が有名です。

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

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これを最初から覚え始めたのですが、ただでさえ暗記ものが嫌いなのであまり続かず、RANK2くらいまでしかやりませんでした。

単に暗記をするのは苦手なので、オフィシャルガイドで出てきた単語で知らないものをノートに書きだして覚えていく方式に切り替えました。この方法は、単語を脈絡なく覚えるのが苦手な方にはお勧めです。

<スピーキング>
TOEFLのスピーキングは慣れていないと本当にやりずらいですよね…。

普通の会話だったら特に問題はないのですが、マイクに向かって45秒で話せ、などという経験をしたことが人生で全くなかったので、最初の頃など「理由は3つあります」とか言いながら1つしか言えないまま時間切れ、などということもしょっちゅうでした。

とにかく苦手意識が強かったので、どんなに忙しい日でもスピーキングだけはとにかく慣れるために練習をしました。

練習の方法ですが、自分のスマホを使って、
 1. 本番と同じように時間を計りながらスピーキングしスマホに録音する
 2. 録音を聞きながら悪かった部分をチェック
 3. 時間はいくらかかっても良いので完璧な回答を紙に書きだす
 4. 書きだしたものを何度も音読して、暗唱できるくらいまで練習
 5. 最後に、最初と同じように時間を計りながらスピーキングして録音
ということを何度もやった結果、まあまあ聞けるレベルには上達しました。

あと、自分で練習するだけでなく、客観的なコメントが欲しかったので、Skypeのオンライン英会話で練習をさせてもらっていました。私のやっていたオンライン英会話はTOEFL対応可な教師かどうかが予約の時点でわかるようになっていたので便利でした。

<ライティング>
特に添削サービスなどは利用せず、自分ひとりで勉強をしました。

何回かエッセイを書いてみて、スペルミスがかなり多いことに気づいたので、まずはワードのスペルチェック機能をオフにしてエッセイを書き、書き終えた時点でチェック機能をオンにしてスペルミスを確認していきました。

スペルミスしやすい単語や、エッセイ特有の言い回しなどはノートに書き出し、試験の直前まで確認を行いました。

これはあくまで私見ですが、ライティングはトピックによって書く内容が大きく変わるので、添削サービスはあまり意味がないような気がします。それよりも時間内にしっかりとした構成で一定の分量が書けるよう、自分で何度もトレーニングする方が有効ではないでしょうか。

 

STEP4 本番形式での模試の受験(受験直前1か月)

最後に、パソコンによる本番形式に慣れるため、ETSが出している公式オンライン模試(TOEFL® Practice Online)を受験しました。

現在確認すると1回分$45.95ですが、確か3回分で$100というパックがあり、それを買って解いた記憶があります。

TOEFLは長丁場なので、土日などの時間のある時に、本番と全く同様時間帯・時間配分で模試を行って慣らすとよいですよ。

 

STEP5 本番!

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参考までに、TOEFLの勉強を始める時点での英語力ですが、
- TOEIC950点(とは言っても5年前)
- 留学経験、海外駐在経験は全くなし
- 仕事ではリサーチ・資料作成などで比較的多く使用(海外出張は年数回程度)
といった状況でした。

比較的緩い部署に転属になった後に勉強を始めたのですが、
そうはいっても平日は22時くらいまでは仕事をしていたので、
勉強時間は平日1-2時間が良いところでした。
(それまでは常にタクシー帰り、終電で帰れる日は月一あればいい、
というような状況でしたので、留学準備どころではありませんでした)

11月から勉強を開始したのですが、当時中央省庁関連の仕事をしていたため、
途中2月・3月はほとんど勉強時間が取れなくなってしまい、
実際の勉強時間合計は週15時間×4か月=250時間程度です。

私よりもはるかに基礎英語力がある方やそうでない方もいらっしゃると思うので、
上記の勉強法や勉強時間は目安としてお考え下さい!

 

flyingbunny.hatenadiary.jp

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