フランス大学院留学日記 byそらとぶ うさぎ

フランス大学院(パリ政治学院)に留学中。大学院応募、留学生活、パリの日常、ヨーロッパ旅行、国際結婚などについて発信します。

グランゼコールとは

私は現在、フランスでパリ政治学院(Sciences Po)に通っています。
パリ政治学院は、グランゼコールという区分の大学院です。


グランゼコール(Grandes Écoles)とは、日本にはない学校区分なので
聞きなれない方も多いと思いますが、学問の追究を目的とした一般の大学・大学院と
異なり、各分野の幹部層を育てることに特化した高等職業教育機関です。
(職業教育機関と言っても、一般の大学院と同様、修士(Master)や
博士(Doctor)のディプロマはもらえます)

グランゼコールには理工系、自然科学系、ビジネス系など様々な分野が
あるのですが、私が通っている学校は政治に特化した学校で、
歴代のフランス大統領はほとんど本校の出身者です。本校の卒業生は
政治・行政・国際関係におけるリーダー候補となると言われているので、
簡単に言うと政治のMBAのようなものでしょうか。

 
受験した際のことについては、また後日詳しく記事にしたいと思いますが、
米国やイギリスの大学院への応募と同様、語学力の証明書やエッセイなどを添付し、
普通に日本から応募可能です。私の学校は面接もありませんでした。


修士はイギリスの大学院が1年のコースが多いのに対して、
フランスの大学院の主流は(そして私の学校の主流も)2年なのですが、
私の通っているコースは社会人経験が5年以上ある人向けのコースで、
期間は1年間(正確には10か月)で終了します。

社会人向けとは言っても、実際に授業を受けるのは付属の学部からそのまま
上がってきた学生たちと一緒なので、22、3歳の若い子たちと机を並べています。
社会人向けのみのクラスもあるのですが。それについてはまた後日書きますね。